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[10]モチベーションとメンタルヘルス


モチベーションが上がればメンタルヘルスも良好

職場環境は大筋、2つのパターンがあります。良いパターンはモチベーション(やる気)が上がり、仕事の効率も上がって、仕事が楽しい、というもの。悪いパターンはモチベーションが下がって、仕事の効率も下がり、つらいというパターンです。

モチベーションが上がるか上がらないかは、仕事の内容もさることながら、職場の人間関係やコミュニケーションが大きくものをいうことをあなたも日々実感されていることでしょう。とくに職場は生活の大きな部分を占めています。ここでつらいということは、メンタルヘルスにとってもよくありません。

では、どんな人間関係やコミュニケーションがいいのでしょうか。それは相手の自主性を引き出すということです。次の例をご覧ください。

《A》
「これやって」(命令・指示)
 ↓
「はい」(反発や疑問が若干残る)
《B》
「これ、どうしよう」(相談)
 ↓
「こうすればどうでしょうか」
 ↓
「いいね、それでお願いできますか」
 ↓
「はい」(納得感がある)

仕事は割と自明のことで、相談が必要というほどでもなかったので、Aは単に指示しました。一方、Bはあえて相談という形でもちかけた、というわけです。会話のやり取りのステップは増えますが、Bのほうが格段に気持ちよく仕事できますし、モチベーションも上がるのがおわかりいただけると思います。Bの場合、本人が「こうすればどうでしょうか」と提案している内容をやるように指示しているので、本人にすれば納得感あるのは当然です。

相談という形で持ちかければストレスは最小に

なぜでしょうか。それは人間、誰しも自分の思う通りにやりたい、自由でいたい、という動物の部分(感情)があるからです。Bは相談するという形で、相手の感情を手なずけたと言えるでしょうか。こういう手法はコーチング・スキルとしても知られています。

世間的には、てきぱき指示を出すという人はいかにも仕事ができそうです。しかし、上の事例をみる限り、決してそうではないということがわかります。仕事のできる人とは、相手のやる気を引き出せる人です。つまりわかりきったことでも、あえて相談という形でコミュニケーションに持ち込むことができる人です。 コミュニケーションが豊富だと、仕事上でもお互い意外な気づきもあるものです。

相手の感情を取り込む鉄則は、相手の自主性を重んじるということです。相手はせっかくやる気でいるのだから、ストレスを最小にして、そのやる気を損なわない、これが人間関係にとってもお互いのメンタルヘルスにとっても大切というわけです。

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