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厚生労働省所管/労働者健康安全機構「メンタルヘルス登録相談機関」認定

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コラム

  • 22-11-22
  • コラム

変化の時代に求められるEAP(従業員支援プログラム)とは

EAP(Employee Assistance Program:従業員支援プログラム)とは、組織で働く従業員のメンタルヘルスを含む様々な問題を解決するためにカウンセリングを軸に支援を行うサービスの総称です。軸となるサービスは、経営者、管理監督者、人事労務部門や社内産業保健スタッフなどへの情報提供や助言・提言(コンサルティングサービス)と従業員向けの相談窓口(カウンセリングサービス)です。それ以外に、ストレスチェックを含む組織サーベイや各種研修プログラムの提供などが含まれます。

EAPの起源は、欧米における職場でのソーシャルワークの実践にあります。日本では、職場における精神疾患を含むメンタルヘルス不調者への対応・対策へのニーズが拡大する中で注目され、導入されてきました。しかし、時代の変化とともに、欧米においてもより広く組織や従業員の問題に対応するプログラムとして発展しています。

 

多様化・複雑化する職場課題への対応ニーズ

近年、労働環境が急激に変化する中で、労働者が抱える問題は多様化・複雑化してきています。2020年からの新型コロナウイルス感染症(COVID‑19)の拡大の影響も受けて、その問題の多様化や複雑化がさらに加速したようにも感じます。同じ会社で定年まで迎えることがあたりまえとは言えなくなった時代に、雇う側も雇われる側も時々に変化を求められ、それに適応していくことが必要となっています。

EAP(従業員支援プログラム)は、そういった働くことを取り巻く変化に対して、個々の変化への適応を支援するカウンセリングアプローチと変化への適応過程で表出する職場の問題へのコンサルティングアプローチを併用して、よりよい職場環境づくりや働く個々人のウェルビーイングに貢献するプログラムです。

これまでの精神疾患を含むメンタルヘルス不調者への対応やメンタルヘルス不調の防止の手段としてだけでなく、職場環境改善などのマネジメント支援や個人の自律を促すキャリア形成支援など、多様なニーズに応えられるポテンシャルがあります。導入や運用において、組織開発や人材育成の部門と連携することで、より高い成果をもたらすでしょう。

 

特に弊社は、社名にあるようにキャリアマネジメントの観点からEAPの可能性にいち早く着目し、企業での導入を推進してきた実績があります。より健康的で、活気がある職場づくりのために、EAPの導入を検討いただければと思います。ぜひ、一度、ご相談ください。