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厚生労働省所管/労働者健康安全機構「メンタルヘルス登録相談機関」認定

厚生労働省所管/労働者健康安全機構「メンタルヘルス登録相談機関」認定

キャリア相談窓口<活用事例>

本サービスは多様な状況や依頼への対応が可能ですが、活用の一例を紹介します。

依頼の概要

~新入社員の定着支援&セルフケア推進~

業種:メーカー 対象:新入社員 15名(大卒10名、高卒5名)
新入社員のメンタルヘルス不調や早期退職を防止するとともに、各職場の育成担当者の負担を軽減させたい。

<職場として抱える課題>

  • この数年、新入社員の早期退職が起きている(辞めた理由がはっきりしない)
  • 育成担当者が忙しく、且つ、育成経験も少ないので、効果的に育成ができていない
  • 新入社員の上司から、「やる気が感じられない」「仕事以前の問題だ」など、よくない評価を受ける(採用時はそんな印象はなかった新入社員に対しても)

具体的な対応

新入社員のキャリア課題としては、リアリティショックへの対応(理想と現実とのすり合わせ)とともに、健康的な生活習慣やストレス対処スキルの獲得も重要な課題です。ストレスマネジメントを学ぶ研修とキャリア相談窓口サービスを組み合わせて、半年間の新入社員のキャリア支援(職場への定着支援)を実施しました。

取り組みの流れ

<相談窓口の活用方法>

通常の相談窓口サービスの運営

指定の期間(入社から6か月間)、新入社員とその育成担当者を対象とした相談窓口を開設。

対象者全員へのキャリア面談を実施

2回目の研修時に作成してもらった取り組み計画に基づき、新入社員とのキャリア面談を設定(カウンセラーが出張して、職場の会議室で実施)。

キャリア相談窓口の効果

早期に人事が介入して早期離職を防止

キャリア面談を通じて、職場内でのコミュニケーション不全感から、自信を無くしている新入社員に対して、本人の同意のもとで、人事に情報を提供。人事による面談で、新入社員が感じていた職場への不信感を軽減できたことで、その後の職場での取り組みにも前向きさが見られるようになった。

職場全体で新入社員を育成する意識を醸成

キャリア面談で受けた印象や課題をレポートにして提出(個人が特定できない形で)。人事部門はそれを踏まえて、OJTで注力するべきポイントや育成担当者の役割について、再度、職場に共有。新入社員の状況について客観的な情報が得られたことで、職場としても取り組みの要点が明確になり、新入社員に対する評価も前向きなものに変わっていった。